「創作に『無駄』はない」今関あきよし監督からのメッセージ

先日のブログでご紹介しました、心を救われた深夜ドラマを制作された大先輩・今関あきよし監督から、素敵なメッセージを頂きました。Facebookでの文章を、ご承諾頂き全文掲載します!!

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映画「カリーナの林檎〜チェルノブイリの森〜」の都内ロードショーの時に出会ったイラストレーターでありデザイナーの水野さん。
確か上映後にドアの外に立ってお客さんにご挨拶をしている時に「監督の以前の深夜ドラマのファンです!」と話しかけてくれて走り去った女性だ。

その後、ネット上で「カリーナの林檎」をアニメーション化したいのでどなたか描いてくれませんか?と問いかけたところ何人かの問い合わせがあり、そのお一人が水野さんだった。

水野さんは僕のテレ東でオンエアーしていた深夜ドラマのファンで、一時期心の拠りどころだったという。
「蒼い記憶」「青い経験」「青の衝撃」などなど‥‥
その頃の僕の深夜ドラマはモー娘。の作品以外はアイドルを使いつつも、心情的には相当ヘビーな暗さを抱えたキャラクターが多く、僕は数字よりも自らの趣味性でテレビドラマと戯れていた。
イタリア、フランス、ギリシャ、ハワイ、沖縄、湘南などでロケをする深夜ドラマだけど、予算無くてシナリオを現地で書かせながら撮影していた。

その分、何の拘束も無く自由に作れた。
多分、この頃の『気分』が今の僕の映画作りの出発点だったのかも知れない。
そして、ベラルーシ、ウクライナ、ロシアと映画を作って来た。

そのビジュアルのほとんどは水野歌さんの手によるものだ。
映画の中のタイトルデザインや文字のロゴ、イラスト、アニメーション合成など、そのほとんどが水野さんだ。

彼女のデザインが僕の映画を豊かにしてくれている。

ここのところずっと『ライカ』のチラシ、前売り券のデザインなど多岐に渡って創作を手伝っていただいている、予告編も!

当時は「こんなにダークでシュールなドラマは誰も見てないんだろうな」なんて考えて作っていた深夜ドラマが今こうして新たな創作に繋がっていることに、感動する。
そして、水野さんに感謝だ。

そろそろ『ライカ』予告編も完成する。

水野さんのサイト一度覗いてみて下さい。
お仕事依頼も是非!

http://mizunouta.net
水野 歌 公式 web

最新Blog
https://utaco.blogspot.jp/2017/12/blog-post_21.html#more

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今日『ライカ』予告編が完成したなかで頂いたメッセージ、すごく嬉しくてお礼のメールを送りました。監督からの返信より…

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「創作には「無駄」はないのだと気付かされています。
ダークな深夜ドラマも当時は視聴率も低く、誰も見ていないような気がしてさびしかった記憶があります。
でも、たった一人でもいい。見てくれている人はいるんだと・・・

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クリスマス近いこの季節、心がとても温かくなりました。
本当にありがとうございます!!
私がたくさんの自信を持てるようになったのは、今関監督のおかげです!お世話になったことを挙げると、本当もうキリがありません……

かなり最近の話ですが…
漫画のネームを大手出版社に持ち込みして大失敗したとき、監督に話を聞いてもらい、ボロボロに泣いてしまったことがありました。
(20代の自分そのものを描いた漫画だったので、自分自身を否定された気持ちになってしまったのです…。)

そんな状態を見た監督に、「水野さんは、これまでの心の”垢”が取れてきた状態なんだよ」と励ましてもらいました。

「これからは20代の頃の自分が見たいもの、行きたい場所に、自分自身を連れてってあげるといい。2,3年で大きく変わるから」と予言されました。

―監督の予言は、それからわずか二ヵ月で的中しましたよ…!(笑)

大人は嫌だ!汚い!と叫び続けてきた自分が、若い人を見守る側への変化を少しずつ感じはじめています。

またいつもの場所で、珈琲のみながら語り合いましょう!!!